建築写真・インテリアの撮影

ホテルやレストラン等の建築物の撮影は、パズルのようで面白い。特に夜景を生かした撮影の場合、各室内照明とスタジオから持ち込んだライトを別々に撮影し、最後に全ての照明を消して長時間露光で夜景を撮影。そして全ての撮影が終了したらフォトショップで開いて明るさを調整しながら画像を重ね合わせイメージを完成させていきます。

こうした合成撮影をアナログで撮影していた頃は、色温度の違いによるフィルターワークと相反則不軌による露出計算がなかなか難しかったのですが、デジタル撮影になって考えられないほど容易になりました。光のパズルを組み立て、求めるイメージ通りに仕上がったときは言葉では言い尽くせない満足感があります。
下の作例はホテルの客室の撮影ですが、ロビーなどの広い空間の撮影では、携帯電話を使用してスタッフが配電盤のスイッチを順番に入れたり切ったりしながら撮影を行い、撮影現場で指示を出すカメラマンは舞台監督の様です。