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フォトスタジオ アヴェニューA 概要
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当スタジオは、1991年に創立して以来、広告、カタログやパンフレット、ポスター等印刷媒体で使用する写真をはじめWeb用の広告・宣伝・販促写真を撮らせていただいております。
"Avenue-A" ー その名のもとに ー
よくある話だ。 ロバートフランクやハリーキャラハン、メイプルソープに憧れる22歳の私は わずかばかりの貯金をおろして一人New Yorkへ旅立った。 運良くCentral Parkを東に臨むUpper Westに古いアパートを借りられたものの 現実は手ぐすねを引いて待っていた。 N.Yが自分を変えてくれるかもしれない、というあれほど衝動的な思いさえも 妄想であったことにすぐ気づかされた。 ロクスポ英語も話せない自分は、痛いほど独りだった。 何かに憑かれたように街でシャッターを切っていたのは 今考えると、被写体と会話することで自分を埋めていたのかもしれない。 夕闇が迫ると、どこまで行っても1ドルの地下鉄を乗り継いで Lower EastのAvenueAへ向かった。 Tompkins Square Parkと一軒のデリ、 あとは一杯1ドルでビールが飲める安い酒場が軒を連ねる通り。 "Avenue Aより東には行かない方がいい" と言われる、安全と危険の境界線。 しかし、元来私は、天使の微笑よりも悪魔の囁きに弱いらしい。 一夜にしてAvenueAの魔性に取り憑かれた。 夜な夜な集まってくる駆け出しの芸術家たちは、 紫煙の中で遅くまであるいは朝まで、談笑したり芸術論を交わしたり、 ビリヤードをしたり。サックスやペットを吹き出す者もいた。 シンガーを目指す若者は、 かつてマドンナがここで唄っていたことを自分に重ねて伝説のように語り継ぐ。 日常の静なる戦いを抱えた芸術家達は、 打ちひしがれながらも誰もが楽観的なユーモアを捨てていなかった。 闇に潜む魂の蠢きが淀んだ空気の中に熱く飽和していた。 東京にもどった私は、 スタジオをそんなエネルギッシュな場所にしたくて「アヴェニューA」と名付けた。 クリエイティブを志す様々な者達が、 真面目な話、面白い話、くだらない話などなど、ワイワイガヤガヤと話している。 そして、困っている者がいると素直に助け合える。そんな場所。 N.Y.から船便で送った5000枚近いポジは、未だ私の元に届かない。 しかし、私は今もアヴェニューAを歩いている。 吉岡英太郎 |
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フォトスタジオアヴェニューAは、御徒町にある商品写真専門の撮影スタジオです。経験豊かなプロのカメラマンが商品やモデル、料理を美しく撮影します。自社スタジオは仲御徒町駅から徒歩1分、JR御徒町駅から徒歩4分と東京都内のどこからでもアクセスが便利です。ポスター、カタログ、パンフレット、ホームページで使用する製品写真、広告写真、宣伝写真の撮影はお気軽にご相談ください。